嫌な家事ナンバーワンは絶対洗濯

 月曜日は床掃除の日と決めている。床掃除といっても、ルンバ(もどき)を作動させて、気が向いたらクイックルワイパーで水拭きをするだけのことである。無精者の自分としてはまめに掃除をしているほうだと思っているが、週末の床を見て、まともな大人は果たしてこんなに抜け毛だらけの家で生活しているものだろうかと考えることもある。あくまで考えるだけで、掃除のスケジュールを改める気は毛頭ないのだが。抜け毛だけに。

 

 さて、家事といえば、いちばん億劫なのは洗濯である。これはもう、自分の中では長年不動の第一位だ。以前は、可能なかぎり洗いものを増やさぬよう生活し、洗濯の回数は極力少なく済ませていたのだが、自宅で軽い運動をするようになってからは、そうもできなくなった。洗濯の何が嫌かといえば、やはり時間がかかることだろう。洗いものをネットに入れて洗濯機をまわして、洗い上がった洗濯物を干して、取り入れて畳むという複数作業を必要とし、さらに1つの作業が完了してもすぐに次の作業に取り掛かることができない。こちらの都合などおかまいなしに鳴り響く洗濯機の完了音も堪らない。

 

 料理や掃除であれば、サボろうと思えばいくらでもサボれるものである。自炊が面倒なときは外食という手段もあるし、自分が気にならなければ掃除だって頻繁にする必要はない。また、3日ぶりに掃除をしようが3週間ぶりに掃除をしようが、その労力はそれほど大きく変わらない。しかし、洗濯の場合、サボればサボった分だけ干すのも畳むのも大変になる。ほかの家事に比べて、作業工程の省略や工夫をする余地がなく、圧倒的に手を抜きづらいのだ。洗濯を楽にする唯一の方法は、こまめに洗濯をすることである。ということで、今後は2日に1回の頻度で洗濯をすることに決めた。これがわたしの選択だ。